水風船 - 藤田麻衣子 (ふじた まいこ)

並んだリンゴ飴 あなたと歩く道

成对的苹果糖,和你一起走着

気持ち はやるように

心情如擂鼓般

響きわたる太鼓の音

响彻着太鼓的声音

するりと水風船 指をすりぬけた

轻巧的水气球穿过手指

地面でやぶれはねた水

浴衣の裾濡らす

掉落地面水花飞溅

湿了浴衣的下摆

夏のせい 恋じゃない

夏日的错觉，虚假的恋情

切なくなるのは

变得难过的

傷つくだけだと

歯止めを掛けたその時

只是受伤了

需要拉车闸的那一瞬

引き寄せられた手

被牵在身边的手

心の音 夜の風

心音，晚风

戸惑いながらも

虽然不知所措

もっとあなたを知りたくなる

少しあたたかい風 頬をかすめてく

但也想要更了解你

微热的风轻拂过脸

遠くで鳴り始めた 雷に空見上げる

远处开始雷鸣，空中望得到雷光

雲が行く 夏が行く

云散了，夏逝了

まだ帰りたくない

触れてくれた

还不想回去

被你碰触

理由が聞きたくて聞けない

理由想问却问不出口

隣に並んで ただ黙って のぼり坂

并肩走着

歩幅合わせてくれる

沉默不语

優しさも愛しくなる

步向上坡

やぶれた水風船は もう戻らない

破掉的水气球已经回不去了

気付いてしまった私も

发觉的我也

もう引き返せない

已经无法回去了

引き寄せられた手

被牵在身边的手

私の髪 触れた指

轻抚我发的指

他の誰かじゃなくて

不是任何人

あなたの温もりがいい

只要是你的温暖就好

おわり

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